面接官の立場から辛口採点!試験に合格する人、落ちる人。
いつもありがとうございます。辛いものを食べると鼻水が止まらなくなってしまう宮坂珠理です。辛いものが大好き!!というほどではありませんので、韓国旅行に行くとだいたい「参鶏湯」だとか、「コムタン」だとか「おかゆ」とかのやさしい系に走りがちです。
さて!韓国料理ではありませんが、今日は私がこれまで面接官として対応してきた経験から、面接試験合格の秘訣について、まあまあ辛口でご紹介いたします~。
こんな受験者は即退場!ダメな例とは?
私の会社では、業務拡大のため時々スタッフを募集しております。これまで何度か採用試験が行われ、私も毎回面接官として参加してきました。数々の面接を担当し、多くの受験者を面接を通して見てきて思った事がひとつ。
「人は第一印象がすべてといっても過言ではない!」と、言う事です。
絶対に合格したい!!という想いをもっている人と、なあなあで受けにきた人は印象が全然違います。私でも一目でわかります。まずは服装!!服のセンスには人柄が出ます。どんな面接でも明るく!!センスよく!!がポイント。キチンとした着こなしはとても好印象を与えます。普段着で行くなんて論外!!。
でも、まさかとは思いますが、実際いらっしゃるんです。ジーンズにカットソー。髪の毛はボサボサ。おまけにすっぴんというような方が・・・。
確かに私たちの会社は決して大きな規模ではありません。募集している職業も、電話オペレーターさんとかだったりしますので、普段着でも構わないと思ったのかもしれません。
とはいえ私の会社のメイン事業は化粧品販売。お客様に「キレイ」を売っている会社なのです。服装に気をつかわない。人と会うのにノーメイク。「キレイ」に興味がないのだなとすぐに分かってしまいます。そういう人は即アウト!。合格者リストに載ることはないでしょう。
私もアナウンサー受験の時は色とりどりのスーツで受けにいったものです。大学の同期はみんなリクルートスーツ姿の中、ゼミに行くと私だけピンクのスーツ・・・。なんてことはしょっちゅうでしたが、アナウンサー受験ではカラースーツが常識。とはいえ、服装の常識は業種によってさまざまですので、TPOに合わせて変えることも大事です。
面接官は話し方も見ている
受験者が服装などの第一印象に気を配るのはもちろんの事ですが、面接官が見ているのはそれだけではありません。「話し方」も採用の決め手の重要なポイントです。
このブログにも何度も登場しますが、メラビアンの法則によると、人の第一印象を決めるのは、「何を話しているかということよりも、どんな風に話しているか」ということです。
もちろん、質問に対する答えの内容も重要ではありますが、どんなにいい事を話していたとしても、
・語尾が伸びてだらしなく聞こえる
・丁寧語の使い方が間違っている
・あのー。えっとー。というような雑音が多い
・~じゃないですか。というような若者言葉
・ガラガラ声
こんな話し方の人は面接官の心象はあまりよくないでしょう。話し方でその人となりを判断されてしまうのです。
話し方はなかなか治らないもの。面接対策のために直前で何とかするのでは手遅れです。そうならないためにも、普段から話し方に気を付けて練習することも必要です。
意外と知らない人が多い?「職務経歴書」の存在
そして・・・・。あなどるなかれ!!「職務経歴書」!!毎回事前に告知していたにもかかわらず、実際の面接では、職務経歴書を持参されなかった方は半分近くいらっしゃいました。中には職務経歴書がどんなものなのか面接中に聞いてこられた方もいて・・・・。
難関局アナ受験経験者の私としては開いた口がふさがりませんでした(汗)
そもそも履歴書と職務経歴書との違いはなんでしょうか?履歴書とは、これまでの学歴や職歴、資格情報や連絡先などの個人情報を記載する書類です。対して職務経歴書とは、主にこれまで働いてきた経験について詳しく記載する書類のことです。もちろん、職歴のない新卒採用の時にはこの書類は必要ありませんが、転職する場合などには必ずこうした書類が必要とされます。いつからいつまでどんな会社にいて、そのような仕事をしていたのか。という事を事細かに記入していきます。
履歴書・職務経歴書は自分を自由にPRできる武器!ですから、手を抜かず、最低でも1週間以上は時間を割いて中身を考えるべきです。どんな規模の会社でも手を抜かず、きちっと準備することが「採用通知」をゲットする秘訣なのではないかと思います。
良く聞かれる質問に対する答えを準備する
面接で必ず聞かれる質問についてあらかじめ答えを用意しておくことは、就職試験では常識です。
・志望動機
・自己PR・自己紹介
・これまでの経歴やスキルについて
・転職理由
・キャリアプラン
などについて面接を受ける企業情報と照らし合わせながら、じっくり考えてみる必要があります。
ポイントは、一方的に自分のスキルをアピールするのではなく、希望する会社ではどのように貢献できるか、その会社に入社してどのようなことをしたいと思っているのか。ということを面接官に伝える事です。面接官が知りたいのは、「この人を採用するとわが社にどう貢献してくれるのか?、メリットはあるのか?」という事です。
相手の知りたがっていることを予測して、「自分ならこのように役に立ちます!」ということがアピールできればより採用に近づくでしょう。