ベテラン社員も意外とできていない!?ビジネスマナーの基本「挨拶」をマスター
平成最後の春がやってきましたね。
新社会人となったみなさんは、新しい環境に慣れるのに毎日必死で過ごしているかもしれませんね。
この時期、多くの企業では新人社員研修が行われ、社会人としてのマナーを学んでいる方も多いでしょう。
ですが、こうした研修は新入社員の時期にしか受講しないという事も多く、10年20年とビジネスの世界で過ごしていると、いつの間にかなあなあになってしまってきたりするものです。
そこで、今回は新入社員の方はもちろんですが、10年選手、20年選手などの「ベテラン」の方にもビジネスマナーの復習という意味でこのブログを読んでいただきたいと思います。
人間関係の基本は「挨拶」から
挨拶は、相手に対して敬意と親愛を意を示す行為です。「挨拶」によって人間関係を円満にし、社会生活の欠かせないコミュニケーションツールの一つとも言えるでしょう。
挨拶に始まり挨拶に終わる。これがビジネスパーソンの常識です。
対人関係がぎくしゃくしていた会社が、「挨拶」を徹底的に見直したところ、人間関係が円滑になり業績アップにもつながったという例は少なくないものです。そのぐらい、挨拶は社会人生活のうえで欠かせないものであることは間違いありません。
また、挨拶は相手からではなく、自分から進んで行うのが基本です。
ある転職サイトのアンケート調査によると、職場になじめた人となじめなかった人とでは、このような特徴があったようです。
・明るい
・笑顔
・積極的にコミュニケーションをとる
・挨拶をしない
・仕事の飲みこみが遅い
・話を聴かない
初めての環境にうまく対応していくためには、「挨拶」がとても大事だと言うことがよくわかりますね。「挨拶をしてくれなかったらどうしよう?」と不安に感じることもあるかもしれませんが、自分に挨拶をしてくれた人に対して悪い印象を持つ人はいません。
勇気をもって自分から挨拶をするように心がけましょう。
相手に好感をもたれる挨拶の仕方とは?
挨拶をすると言っても、ただ単に言葉を音声化するような挨拶では逆効果です。このブログにも何度も登場していますが、「メラビアンの法則」を思い出してみましょう。
人の第一印象を決定づけるものは「表情・身だしなみ」55%「話し方・声」38%「話の内容」7%。つまり「表情」や「話し方」で9割が決まってしまうのです。
誰からも好感を持ってもらえる挨拶に欠かせないのは「笑顔」と「明るい声」です。この女性のように、上の歯を4本きっちりと見えるように口角を上げながら挨拶をすることが大事です。
また、声が小さいとせっかくの挨拶が相手に聞き取れないなんてことになってしまいます。朝出勤前の30秒で構いません。ちょっとした発声練習をしてから出かけることをおすすめします。鏡の前で「おはようございます!」と笑顔で5回繰り返すのが効果的です。(この時に、一つ一つの母音を意識して発音してみてくださいね!おはようございます。であれば”おあおいおあいあう”の口の形で発音します)
発声練習のやり方はこちらの記事を参考になさってみてください。
職場のコミュニケーションUPにつながる言葉集
挨拶は「おはようございます」だけではなく、様々なシーンに合わせて的確な言葉を選ぶ必要があります。ここでは、職場のコミュニケーションUPにつながる言葉をご紹介します。
言葉 | シチュエーション |
おはようございます | 職場についたら自分から明るく大きな声で |
行ってまいります | 外出するとき |
ただ今戻りました | 外出から帰った時 |
おそれいります | 物を尋ねる時・頼むとき |
承知しました | 何か頼まれた時・指示を受けたとき |
いらしゃいませ | お客様をお迎えしたとき |
申し訳ございません | 謝罪するとき |
お先に失礼いたします | 退社するとき |
お疲れ様でした | 相手を気遣うとき |
挨拶をマスターして職場での人間関係を円滑に!
挨拶は円滑な人間関係を構築する最高のコミュニケーションツールです。それぞれの挨拶はことばとして発声するとほんの2秒程度ですが、そのたった2秒をどのように表現するかによって、印象はずいぶんと変わってきます。
明るく、大きな声で、相手の目を見ながら「挨拶」することを心掛けることで、職場の雰囲気も良くなり、結果業績アップにもつながっていくことでしょう。新入社員の方だけでなく、ベテラン社員や管理職の方も今一度初心に戻って「挨拶」からはじめてみてはいかがでしょうか?