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ニュースの裏側に学ぶ、きれいな話の締め方、終わり方のコツ

 
この記事を書いている人 - WRITER -
Shuri Miyasaka
アナウンサー歴20年以上。東京・関東を中心に「稼ぐ話術」のコンサルタントとして、自己紹介やコミュニケーションに関するセミナーを開催しています。 趣味は韓国ドラマを観る事。韓国ドラマを観すぎて今では韓国語で値切り交渉も可能なレベルに。
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いつもありがとうございます。宮坂珠理です。
寒がりの私にとって、この時期にかかせないのは「貼るホッカイロ」。ユニクロのヒートテックにペタペタと貼ってヌクヌクするのに幸せを感じる今日この頃です。

さて、今日はアナウンサーとしての経験を踏まえながら、きれいな話の締め方、終わり方のコツについてお話します♪

 

ラジオニュースの裏側!時報前の10秒で何を語る!?


局アナ時代、そして、NACK5やそのほか様々な放送局で担当してきたのが「ラジオニュース」。
新人アナの時代はこのラジオニュースが一番最初の放送(これを業界用語では「初鳴き」と言います)でした。
ラジオニュースは、アナウンサーの仕事の基本中の基本。大事なところがすべてギュギュっと詰まった仕事内容です。決まった時間内にきっちりと納まるように、伝えるニュースを選択し、ストップウォッチを片手に時間をはかります。多くのニュースコーナーでは最後に天気予報を伝えるのですが、ここが時間調整のクッションのような役割を果たすのです。

東北放送やFM愛媛などではニュース専用の放送ブースがあったので、直前まで「ニュースの脳」でいられましたが、例えば南海放送で昼のワイド番組を担当していた時は、相方とガハハ笑いをしながらトークをしていたりして、ニュース脳に切り替えるのが大変でした(笑)。時には直前まで笑いが止まらなくなってしまい、必死で笑いを噛み殺してニュースに突入しているなんてこともあったりなかったり・・・(汗))))

とはいえ、ニュースはアナウンサーのキモ!どんな状況でもわかりやすく、正確にお伝えするという使命の下読ませていただいておりました。。。

こうしたワイド番組のみならず、ラジオニュースのほとんどはは、業界用語でいう「おしり」がかっちりと決まっている枠になっています。定時になる3秒前から時報が必ず入るので、絶対にここまでには話終わっておかなければなりません。つまり。時間との勝負!!

先ほどもお話しましたが、ニュースの時間は予め下読みの段階で尺を測っておき、どのぐらいの長さになるのか把握しておきます。そして、特にワイド番組中のニュースの場合は、コーナーが押したときのことを考えて私の場合はおよそ30秒~40秒ぐらいプラスした時間をディレクターに伝えていました。番組の進行状況によっては、ニュースを読み終えた時にどのぐらいの時間が残っているかまちまち。なので、天気予報は時間調整の重要なクッションとなるのです。

ニュースを読み終わった時点でまずは時計を見て・・・・・。時報まであと何秒かをチェック!15秒以上あれば、注意報警報、今日の予報と明日の予報と最高気温を入れてシメる。15秒以下ならば注意報警報のみでシメる。警報などが特にない場合は簡単に今日これからの予報を述べてシメる。逆に時間が沢山ある場合は天気概況などをいれる・・・・。などなど秒針と天気予報の原稿をにらめっこしながら調整していました。最後は秒針をみたまましゃべっていました。時報前、スタジオ内では時計に釘付け状態でしゃべっている宮坂珠理。ある種ちょっと異様な光景かも!?
たかが15秒!?いえいえ、されど15秒!アナウンサーは時間との勝負なのです。

 

最後に言う言葉を常に決めておくと慌てない。

(こちらは、実際にどの放送局にもある時計です。アナウンサーはこの時計とにらめっこしながら話をしています。もしかすると今はデジタルの時計の放送局もあるかもしれませんが、私は断然!こうしたアナログ時計のほうがやりやすいです。)

みなさんはプレゼンや人の前で話をする場合、アナウンサーのように秒単位で時間を気にする場面はあまり無いと思います。ですが、どんな場面であれ、「話の終わり」は必ずやってきます。そんな時に、きれいに話を終わらせられるかどうかを意識することはとても大切です。目的地まできちんと飛行できたけれど、最後着地に失敗してしまったら元も子もないですよね?それまでのプロセスがすべて水の泡となってしまわないように、気を付けましょう。

そのためには「最後に言う言葉・内容」を決めてからプレゼンやスピーチに臨むことがポイント。
例えばニュースでは「以上この時間の○○新聞ニュース、宮坂がお伝えしました。」というような最後の締めの言葉がありますが、このような決まった言葉を決めておくのです。
「以上○○の案件についてご提案いたしました。ありがとうございました」などと感謝の言葉で締めるのもいいでしょうし、「以上○○の案件についてご提案いたしました。ご検討をお願いいたします」といったように、聞き手に次のアクションを求める言葉でもいいでしょう。

こうした最後のシメの言葉を決めていると、安心してプレゼンやスピーチに臨めますよ!

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